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齊藤 秀樹・いずみさん

2018.05.01 UPDATE

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水稲以外の農産物栽培を確立して収入安定を


 清水地区山内で15aの畑と8haの水稲を耕作している齊藤秀樹さんといずみさんご夫婦。もともと、いずみさんは結婚前、所有していた水田を知人に委託していましが、秀樹さんと結婚してから水稲を始めました。秀樹さんが退職後、水稲の他に柿や野菜などを栽培するようになり、今年で4年目。現在では、ピーマンやアスパラガスを中心に多くの品目を膳野菜に出荷しています。ピーマン約330株、アスパラガス約600株を作付しています。
 「水稲以外での農業収入を確保したい」と齊藤さん夫婦。野菜栽培に力をいれており、今年から特にアスパラガスのハウス栽培に力を入れています。アスパラガスは種をまいてから収穫まで3年かかります。5月上旬の播種から始まり6月には、ポットに、7月中旬にはプランターへ根を切らないように苗を移し替え、その時期には週1回の液肥と有機肥料を与えます。翌年3月には、苗が約30㎝に育ったところで3aのハウスへと定植。定植後は、乾燥しないよう潅水、週1回の有機肥料を与えながら株を養成します。「肥料は有機肥料がいい」と齊藤さん夫婦。有機肥料を使うことで、有機物が作用して雑草が生えにくくなり、収穫するアスパラガスの食感も柔らかくなるといいます。株を養成する際には、親となる茎を5から10本に絞ります。そうすることで、風通しや日当たりが良く株がより大きく養成するといいます。6月から8月は月一回を目安に茎枯病やハダニなどの防除。12月にはハウスのビニールをはがし苗が倒伏しないように苗をバーナーで焼きます。翌4月に萌芽したアスパラガスをようやく収穫します。通常、アスパラガスの収穫は4月から5月まで行いますが、斎藤さん夫婦は4月から10月ごろまで収穫する通年採り栽培を行っています。


「いずみ倶楽部」で農産物をおいしい加工品へ

 現在、自宅近くにある「いずみ倶楽部」。10年前いずみさんの母が自宅療養することになったことがきっかけで、自ら作った野菜やお米で何か作れないかと考え、自宅でも仕事ができるようにと加工場「いずみ倶楽部」を設立しました。お米を米粉にしてパンを製造しています。今では多く生産しているピーマンを粉状にして米粉と合わせ、野菜パンを新たに開発するなど加工品に力をいれています。今後、お惣菜の製造にも力を入れていくそうです。齊藤さん夫婦は「いずみ倶楽部の安全・安心地元の農産物を使った加工品を多くの人に食べてもらいたい」と話しました。

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