JAは「丹生膳野菜」の出荷会員を募ると同時に、出荷品目数と量の増大へ向けて栽培講習会を12月1 1日を
皮切りに3回、地区別で開催しました。会員出荷の農産物販売高が前年比で約1,000万円減少している現状の打開と、9月から県内のユニー(株)2店舗でインショップを展開し販路拡大していく中で、需要は高いが不足しがちな品目や生産が少ない品目の提案を行い、多様な品目とその数量の充実を図ります。
12月12日に開催の福井地区での講習会には34人の農家が受講。開会にあたり担当者は午前中に来店者が集中する動向を踏まえ、「来店者は地元出荷者の野菜を求めている。同じ野菜でも色や形、出荷者など来店者が選ぶ楽しさを感じてもらえるのが直売所の魅力」と話し、春播き育苗のポイント解説と需要の高いジャガイモやアスパラガス、果樹で注目のブルーベリーなど栽培方法を指南。春播き育苗は2月の寒い時期から開始するため作物の生育適温に合わせた温度管理が必須で「発芽まで温床で加温し、昼夜の温度確認をしっかり」と不揃いや徒長苗にならないように注意を促しました。アスパラガスの栽培では単年採りの露地栽培を紹介。「数
年をかけて栽培するのが通常だが、病気などリスクも高い。露地単年採りで収量を確保しながら病害リスクを軽減」と店舗取り扱いも少ないことから栽培を薦めました。 地区別講習会は今後も継続的に開催していきます。
2017/12/11